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風立ちぬの堀越二郎はお絹が初恋?菜穂子でない理由を年齢や時代背景から考察!

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こんにちは!もちうさこです!!!

今日の金曜ロードショーはジブリ映画「風立ちぬ」の放送をノーカットで放送というのですから見ないわけにはいきません。

「風立ちぬ」が放送されると、決まってささやかれる「堀越二郎の初恋の相手」は、妻となった女性ではないんだという感想。

物語の大筋とは関係ないかもしれないけど、気になったあなたに

映画を見ながらもう一回考察していきたいと思います。

内容にネタバレが含まれていますので、まだこの映画を見ていない人はご注意くださいね!

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二郎と菜穂子とお絹の出会い

「風立ちぬ」の画像検索結果

三人が出会ったのは関東大震災の直前の汽車の中。

主役の堀越二郎・20歳は、やがて妻となる女の子「菜穂子・13歳」と出会ったその時に、その子に恋をしたのか?
それとも、女の子と一緒にいた女性「お絹・20歳位」が気になったのでしょうか。

もしその初めての出会いの時、お絹に恋をしたんだとしたら、月日が流れたのち大人になって再開した時の菜穂子・23歳に、二郎・30歳はいつ恋心を抱いたのでしょうか?

二郎が目で追っていたのはどちらか

汽車のデッキで起こった風によるアクシデントの後、二郎の英語に菜穂子はフランス語で答え、異国語を話す少女に少しびっくりし、でも嬉しそうにフランス語で答えた二郎。
その後、菜穂子とお絹はお礼を言いながら列車の中に戻っていきます。

列車の中に戻っていく菜穂子とお絹をの背中を見つめる二郎。
お絹がお辞儀をしながらお金持ちが載る車両のドアを閉めるまで見送ります。

二郎が見つめていた視線の先にいた人物がお絹だったから、この時お絹に恋をしたんだという意見があります。

確かに焦点があっていたのはお絹。ぼやけた向こうで元気に手を振っていたのは菜穂子。

これだけ見ると確かに菜穂子ではなくお絹を見ていたことになるんだけど、果たしてこれはお絹に対する恋心の描写なのでしょうか?

何度も何度もそこを繰り返し見ましたが、なんだかちょっとそうだとは思えなかったもちうさこです。

そのあとまた二郎はデッキに腰かけて、今度は本を読まず菜穂子が言ったフランス語の意味を頭の中で反芻しているのです。

お年頃の礼儀正しい女性(お絹)に目を奪われたかもしれない、だけど小さな女の子(菜穂子)が流ちょうに話したフランス語とその意味とその行為が、朴訥とした二郎の心に残ったシーンという風に見えました。

もうそこにいないのに思い描いた姿はお絹

電車のほのぼのシーンから事態は急変し、震災が起こります。

1923年、関東大震災が発生したそのとき、大勢が汽車が爆発するといって飛び出てきました。

二郎は、その慌てふためき逃げる人ごみの中、汽車の中で会話をしたお絹と菜穂子を探した風に見えました。そして骨折したらしいお絹と菜穂子をみつけ助けます。そして二郎は名乗ることなく彼女たちと別れます。

二年後、二郎が大学の教室にいるときに、女の人が荷物を置いていったことを告げられます。届けられた風呂敷包みを開けると、二郎が彼女たちに貸したシャツと計算尺と一緒に手紙が入っていました。

二郎は風呂敷の中の計算尺を見て、すぐあの震災の時の出来事を思い出したのです。
そしてその時、荷物を誰かに渡して去っていくお絹の後姿を思い浮かべたのでした。

この時に思い浮かべたのが「お絹」一人だったから、二郎はお絹にあの時恋をしていたんだと考察する人が多いようですね。

無駄なことをしない宮崎駿が無駄なシーンを作るわけがないと、いう世間の噂から、考察家達の間に「二郎はお絹にラブ」みたいな構図がまことしやかにささやかれます。

もちうさこ的には…このシーンの行動で二郎という人間の「人となり」を表現したのではないか?と推測しました。

この時恋をしたのは二郎側ではなくて、何も求めず多くも語らず、
ただ助けて去っていった「二郎に」お絹と菜穂子恋心を持ったんじゃないのかな?という感想です。

『互いに知らない人ばかりの電車の乗客の中で、ちょっと関わった大人と子供の女性二人がそこにいて、震災が起こった異常事態に、冷静にその人たちのことを思い出し、手当てをし、的確な処置と対応をし、見返りを求めず去るような男』

『それが「堀越二郎」という人なんですよ』っていう描写・・・ということを表したかったのではないのかな・・・ともちうさこは思いました。

では、門を出ていくいないはずのお絹の後姿だけを思い浮かべたのはなぜか?という疑問がのこりますね。

返された風呂敷の中に、お絹の骨折した足に添え木代わりにあてた計算尺を見て、二年前のあの時の状況を瞬時に思い出した二郎。

「骨折したのはお絹」「計算尺はお絹の足に添えた」「それを持ってきたのは足が治ったお絹」「菜穂子の使用人」「彼女が助けてもらった本人」

という、素早い考察によって導かれた 「返しに来たのは使用人であるお絹」と判断し思い浮かべた二郎の頭の回転の速さを表しているんだと思った方が、もちうさこ的にはしっくりきます。

震災5年後に菜穂子と二郎が再会

二郎は大学を卒業し、飛行機の開発会社に就職しました。
仕事に打ち込んだ彼は、入社5年目で海軍の戦闘機開発のチーフに大抜擢されました。

しかし完成した飛行機は空中分解し結果は失敗してしまいます。
飛行機開発において、順調に実績を出していた二郎ですが、初の挫折を経験し意気消沈し、避暑地のホテルで心を休めることにするのです。

そこで思いかけずに菜穂子と再会したのです。

菜穂子は二郎を覚えていましたが、二郎は菜穂子を覚えていませんでした。
菜穂子はまるで誘導するように、泉に二郎を導き、帰ろうとする二郎を引き留め「もう一度お会いしたかった」と涙を流します。

宿泊先のホテルに戻るまでの間に、土砂降りの雨になり、二人は相合傘で寄り添い、雨が上がった空に虹を見るのです。

この先の、二人の恋のお話は別の記事で・・・・

宮崎作品に出てくる女性

未来少年コナンに出てくる「ラナ」も、カリオストロの城の「クラリス」も、「ナウシカ」も、魔女の宅急便の「キキ」も、千と千尋の「千尋」

宮崎作品のヒロインたちは、みんな芯が強く、ここぞというときに身を投げ出し度胸の据わった行動する女性たちです。

今作のヒロイン菜緒子は、震災時13才にしてフランス語で「風が来ますね」と洒落た会話をしたり、当時としては珍しい洋装を着こなす資産家のお嬢様として登場しています。

それだけではなく

震災シーンでは、自分に仕えるお手伝いのお絹に対してもきちんと気遣いができ、決して弱音を吐かずに自分の出来る事を躊躇せず率先して行動することが出来る 『自立した女性』としての面があの震災のシーンでは描かれています。

これは宮崎駿先生の理想とする女性像なのでしょうか。

ゆっくり考察しながら見たい方はこちらもどうぞ
↓↓↓↓↓

まとめ

「風立ちぬ」のように年齢を重ねてから見ると、感想が変わってくる映画ってありますよね
この「風立ちぬ」も、もちうさこにとってはそういう映画の一つです。

調べれば調べるほど、菜穂子も二郎も心を向けている相手はただ一人であり、一途であり余所見はしていない用にしか感じられませんでした。

菜穂子がちょっと天然さを出しつつも、お絹の存在をけん制する…的なしたたかなシーンも流れの中に見えた気がしましたが、まぁあれくらいならどこの女もするでしょうからセーフかな。

子供向けではないがゆえに、子供と一緒に見て楽しめる内容ではないですが、いろんなところに視点を置いてみてみるとなかなか本編だけでなく楽しめますよ!

今回は

について、かいてみました。

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